2021/06/02日当たりに難がある土地の家づくり
例えば、下記のように
南に家が建っている土地に家を建てるとしたら、
一般的には、日陰部分を避け、
日なた部分に家を建てるように計画を立てます。
その結果、
問答無用で2階建住宅を
建てざるを得なくなってしまうわけですが、
果たして、このような土地では、
その選択肢しかないのでしょうか?
こんにちは。
THE KNOT PLACE(ノットプレイス)加西スタジオです。
この図面のような感じで家を建てた場合、
・外構工事費用が高額になってしまう・・・
・いつも過ごす場所が薄暗くなってしまう・・・
・住んで半年もしたら生活感満載のお家になってしまう・・・
・洗濯・片付けに手間がかかってしまう・・・
といったデメリットを、
かなり高い確率で体験することになるので、
まずは、これらについて
具体的にお伝えしていきたいと思います。
✔︎外構工事費用が高くなってしまう・・・
日陰を避けて家を建てるとなると、
その日陰部分にも外構工事をしなければいけなくなるため、
単純に、その分外構工事費用がかさんでしまいます。
しかも、この場合、日影部分の工事費用が高くなりやすく、
想像以上に外構工事費用がかさんでしまうことになります。
というのも、リビングの窓から見える景色が、
南に建っているお家の裏側(北側)となるため、
勝手口やゴミ箱や給湯器や室外機などが並んだ
汚い裏側を見なくていいように、
庭を美しくコーディネイトしたり、
目隠しの為の植栽をしたり、
塀のデザインにこだわらざるを得なくなるからです。
結果、あっという間に、
当初の計画より100万円以上足が出てしまうことになります。
✔︎いつも過ごす場所が薄暗くなってしまう・・・
また、それだけの外構工事をする予算がない場合、
殺風景な仕上がりの庭になってしまうのですが、
そうなれば、汚い家の裏側しか見えないリビングの窓は、
ずっとカーテンを閉めた状態にせざるを得なくなってしまいます。
結果、カーテンによって光が遮断され、
家の中が薄暗くなってしまいます。
そして、一日中照明が必要となってしまいます。
✔︎住んで半年もしたら生活感満載のお家になってしまう・・・
このような土地に建てる家に限らず、
2階建て住宅の大半は、
子ども部屋が2階につくられていますが、
果たして、子供たちは自分の部屋を上手く使えるのでしょうか?
もし、上手く使ってくれなかったとしたら、
子どもたちの荷物は、
いつもリビングやダイニング付近に
散乱している状態になってしまいます。
そして、やがて、
片付けてもキリがない状態にすっかり疲れてしまい、
いつも散らかった生活感満載の家になってしまうでしょう。
✔︎洗濯・片付けに余計に手間がかかってしまう・・・
先程お伝えさせていただいたように、
リビングやダイニング付近に存在する荷物の大半は
子供たちのものではないでしょうか?
となると、リビングダインングを
出来るだけ美しい状態を保つことが出来るかどうかは、
子供たちがカギを握っていると言っても過言ではないと思いますが、
いつも過ごす場所がキレイに保ちやすくなると、
片付けや掃除にかかる手間も必然的に減ることになりますよね?
また、2階建て住宅の最大の難点が、
洗濯動線が悪くなりやすいということです。
というのも、1階の北に位置する洗面脱衣室から、
2階の南に面するベランダまで重い洗濯物を運んで行くのが
基本的な動線となるからです。
つまり、『最短の動線』どころか
真逆の『最長の動線』で作業することになるというわけですね。
必ず毎日しなければいけない家事であるにもかかわらずです。
しかも、取り込んだ洗濯物を、
再び1階まで持って降りてたたみ、
再び2階の収納まで運ぶようになるとしたら、
決して効率が良い動線とは言えないですよね?
これらのことは、
実際住んでみて初めて気が付くことばかりです。
しかし、家を建てる前に、
これらの事実を知っておくことが出来れば、
そして、設計によってそうならないように出来れば、
効率のいい家事動線をつくることも出来るし、
明るい家にすることも出来るし、
片付けやすい家にすることも出来るし、
外構工事の予算をオーバーすることもなくなります。
なので、いい家を建てるために、
どんな家にしたらいいのか?ということだけじゃなく、
土地の選び方や土地の活用の仕方についても勉強していただき、
失敗しないように気をつけてください。
それでは、、、
~加西市・加東市・小野市・西脇市で注文住宅を建てるなら
THE KNOT PLACE(ノットプレイス)加西スタジオへ~
Produce by
GRACE DESIGN LABORATORY INC.